今まで直せないとして(考えて)いた、液晶上の透明電極を接続してみました。
液晶の横抜けの状況 2ラインが欠損(無表示) |
表示の横抜けの原因としては、基板と液晶ガラス上の透明電極とを接続する、フレキ配線(flexible wire pattern)の切れが良くあります。 落下の衝撃等で、上方の1cm以上が完全に切れた場合には、修理をあきらめますが、途中の断線の場合には修理を試みています。 修理例1 2 しかし、原因が液晶ガラス上の透明電極の不良の場合には、修理不能としていました。 修復不能例 |
以下は、実際の修理例です。
なお、液晶には複数箇所の横抜けがあったこと、修理の方法を各種ためしたこと。等により、写真の時間的前後および、場所の異なりがあります。
すなわち、説明のために脚色(嘘がある)しています。(最終的には、すべての横抜けが消えています。)
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透明電極の切れた部分は、ちょうどフレキの端部であることがわかり、カーボン塗料(炭素含有)で接続を試みる。 (マスキングテープでは2本切れたうちの1本のみを覆うことが限界) |
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接続は成功。 200LXのセルフテスト(self test)のdisplayを実行すると、横抜け1本が表示されません。 これは、切れている透明電極の1本のみの接続としたため、想定通りの結果です。 (全体に抜けたように見えるのは、表示テストにおいては、隣接した横線を消して交互に表示させるなどの、数パターンが表示されるため。) display test youtube映像 |
2011.03.20PDF(タイムスタンプ) >タイムマーク |