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             液晶の横の電極(フレキシブル配線)の不具合が疑われるため、液晶を分解する。 
             この際、作動(駆動)させたまま状況を確認できるよう、右側(フレキ)を露出できる金枠を取り付ける。 
             
             
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             顕微鏡で見ながら、オシロスコープのプローブを電極に当てる。 
             横抜けを含む電極すべてに、正常と思われる信号が来ている。(電圧、波形には変化(差異)が見られない。) 
             
             
             
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             信号が来ているにもかかわらず、表示しないということは、フレキ自体の不具合ということになるが、そのような兆候は無い。 
             それで、さらに詳細(倍率を上げて)に点検すると、フレキのガラス面への取り付け部の左延長(横抜け表示の右延長でもある)にわずかな変色が見られる。 
             
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             その変色部に、時計ドライバ(マイナスの極細)を当ててみると、横抜け部が黒く変色した(反応した)。 
             これで、横抜けの原因部が特定できた。 
             しかし、そこはガラス面の電極(おそらく蒸着金属)であり、修復の術(すべ)を知らない。 
             
             
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             不具合部を含む液晶のフレキ部全体を見直してみると、液体が一度付着し、その後乾いたであろう痕跡が見られる。 
             
             これにより、横抜けの遠因は水分の付着(表面よりの侵入)であろうことが推測される。 
             
             2008.12.13 
             
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             > 透明電極切れ横抜けを補修する。 2011.03 
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