![分解](disp_ng/lateral_missing/small/remove_metal_frame.jpg) |
![試験用枠取り付け](disp_ng/lateral_missing/small/install_special_frame.jpg) |
液晶の横の電極(フレキシブル配線)の不具合が疑われるため、液晶を分解する。
この際、作動(駆動)させたまま状況を確認できるよう、右側(フレキ)を露出できる金枠を取り付ける。
|
![信号を探る](disp_ng/lateral_missing/small/signal_check0.jpg) |
![液晶への信号](disp_ng/lateral_missing/small/signal_check.jpg) |
顕微鏡で見ながら、オシロスコープのプローブを電極に当てる。
横抜けを含む電極すべてに、正常と思われる信号が来ている。(電圧、波形には変化(差異)が見られない。)
|
![変色発見](disp_ng/lateral_missing/small/detaill1.jpg) |
![詳細](disp_ng/lateral_missing/small/detaill3.jpg) |
信号が来ているにもかかわらず、表示しないということは、フレキ自体の不具合ということになるが、そのような兆候は無い。
それで、さらに詳細(倍率を上げて)に点検すると、フレキのガラス面への取り付け部の左延長(横抜け表示の右延長でもある)にわずかな変色が見られる。
|
![何もしない状態](disp_ng/lateral_missing/small/press_check2.jpg) |
![時計ドライバで触れる](disp_ng/lateral_missing/small/press_check.jpg) |
その変色部に、時計ドライバ(マイナスの極細)を当ててみると、横抜け部が黒く変色した(反応した)。
これで、横抜けの原因部が特定できた。
しかし、そこはガラス面の電極(おそらく蒸着金属)であり、修復の術(すべ)を知らない。
|
![液体が侵入した跡](disp_ng/lateral_missing/small/water_evidence.jpg) |
不具合部を含む液晶のフレキ部全体を見直してみると、液体が一度付着し、その後乾いたであろう痕跡が見られる。
これにより、横抜けの遠因は水分の付着(表面よりの侵入)であろうことが推測される。
2008.12.13
|
> 透明電極切れ横抜けを補修する。 2011.03
|