|
|
![顕微鏡下での使用](screw_remove/rotor/rotor1.jpg) |
ルーター(超小型グラインダー)で削ります。
しかし、直径が1.6mmしかないの、実体顕微鏡をのぞきながらの作業になります。
このため、少し傾けての切削作業になります。 |
![](screw_remove/broken_screw0.jpg) |
これは、取れたネジ(右)と、一緒に使用されていた正常なネジ(左)です。
|
![ネジが切れた直後のナット部](screw_remove/broken_screw.jpg) |
取れた(折れた)ネジの断面には凹凸があります。
このため、ここでネジに穴を開けようとすると中央からそれて(ずれて)しまいます。 |
![最初に切断面を平坦にする](screw_remove/rotor.jpg) |
そこで、最初に円柱状の先端チップを用いて、切断面を平坦にします。
ここで使ったルーターは、右回転しかできないものです。
このため、もしネジが動いたときには右回転することになり、奥へ移動してしまいます。
そこで、ルーターを逆回転(CCW)させられるように改造しました。
|
![冷却剤スプレー](screw_remove/cooler.jpg) |
油を付けて削ってゆく過程で、煙が発生しました。
切削に伴う摩擦で、発熱しています。
このままではナットの土台のプラスティックが溶けてしまいます。
そこで、電子素子の冷却用に使用する冷却スプレーを使用してみました。
これにより、切削部を冷やすとともに、切削粉を飛ばす効果がありました。 |
![残りネジに穴が開く](screw_remove/hole_on_broken screw.jpg) |
穴は中央に開くように徐々に広げてゆきます。
先端チップは、最小のものを取り替えながら使用して、ゆっくり削っています。 |
![タップでネジの内側の残りカスを取り去る](screw_remove/1.7mm tapping.jpg) |
癒着ネジを削り取ったあとは、雌ネジ部に残った部分を取るために、タップをかけます。
これで雌ネジ部(ナット)が復活しました。
タップは1.6mmが良いのですが、入手できないので1.7mmのものを使います。
この後、ネジにも1.7mmのものを使用すると良好です。
(2007.04.11) |
|
|
|
|
|
|