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 hp200LX 組立て例 (底蓋を付ける)
 キーボード裏に基板を挿入したら、底蓋(そこぶた)を付ければ完成です。
底蓋をかぶせる前に 液晶側を下にして、底蓋を上から被(かぶ)せればそのまま入るのですが、いくつか注意点があります。

この底蓋が閉まらないで、そのまま送ってきた方もおります。
入らない(閉まらない)ときは、意外に入りません。
 
注意点は、A から F までの、6点あります。
                 
底蓋挿入時の注意点
        (A 〜 E)
挿入前の注意箇所
注意点 から
シールドが挟まらないように調整 シリアル入出力コネクタの
  シールド紙の位置を調整

写真のように、90度になっていないと、
曲げてしまいます。
 正規に挿入されていない状態この状態は90度にはなっていますが、
正規の位置に嵌りあっていません。 これも直しておきます。
電池からのバネの先を収める場所 電池から基板への給電部が、
  しっかりはめ込まれていること。
ここが外れていたり、ずれていると、
電池が使えません。
C カード取り出しレバーの先 カード取り出し用スライド機構の、
  先端が、写真のようにはめ込まれる

これが噛み合わさっていないと、
  カードを抜けなくなります。
D カード取り出し機構を揃える カード押し出し機構の爪の位置を、
  黒い部分に近づける。

 赤線の位置が良い。
隙間ができたときは、挿入されていません  黄色の線の状態で、蓋を閉めると、
  隙間ができてしまい、閉まりません。
カード機構を揃える これが、カード押し出し機構の好ましい位置です。
E 電池からのバネをしっかり収める 電池の給電線は、電池側の溝に通します。

手前の溝に通すと、電池蓋が取れなくなります。
 
 
注意点 F
グランドバーの位置が悪い グランドバーの正規位置
 この写真は、底蓋ではなく、キーボード側のものです。
 金属片は電池の接地電極ですが、矢印の部分で溝に入っていません。
このままですと接地電極の写真右端が電池スプリングに当たってしまい、底蓋は浮いてしまいます。
 写真右のように、接地電極を右端に当てて、溝にしっかり、はめ込みます。
しっかり挿入された蓋 上記の注意点(チェックポイント)A から F を満たせば、底蓋を上から、ゆっくり被せるだけで、底蓋と本体とは、隙間無く組まれます。

電池側が浮くときは、少し押さえた状態で、カード取り外しノブを少し動かすと入ります。
   あとは、キーボードのコネクタ部分(A)の嵌め合い部と、電池電極の嵌め合い部(B)を押して、結合を高めます。
注意点
穴の拡大 底蓋が閉まったので、ネジを締めれば良いのですが、
実は、この穴から、電池の基板への給電電極を押して、
基板上のV字型クリップに、嵌めこむ必要があります。
(プラス、マイナス両極ですので、穴は2箇所あります。)

これを完全にしておかないと、使用中にリセットする不具合を生じる恐れがあります。
底蓋の穴はクリップを確実にするため 時計ドライバのマイナス先端にヤスリを入れ、V 字型に削ったものを使い、写真のような角度で給電電極端を押しこみます。

給電電極端が、基板上の電極に噛みあっていなかった場合には、パチンといった感触があります。
(なるべく穴の左端にドライバを差し込み、よく見て押します。)

ドライバの先端で基板を直接押し付け、部品を壊す恐れがありますので、慎重に行います。
底蓋をつけないで電極をつけてみる 嵌(はま)りあう感触を確認するために、最初は底蓋を被せずに、時計ドライバを用いて挿入する練習をしておくと良いです。
クリップ挿入用に加工した時計ドライバ 特殊時計ドライバの先端 この写真は、先端を加工したドライバです。
電池電極が基板に入っているかどうかを確認
先端加工ドライバで押してやらなくても、底蓋を外から押すだけで、給電部が問題なく填りあうこともあります。

填(はま)りあったかどうかを確認するために、底蓋を少し持ち上げて確認すれば完璧です。

トルクドライバの使用 最後に、ネジ4個所を締めます。

写真では、トルクドライバーを使っており、一定の締め付けトルクで締めています。(0.14N・m / 1.43kgf・cm)
    (0.14ニュートンメートル / 1.43重量キログラムセンチメートル) 
これにより、ネジが適度に締め付けられ、緩みにくくなると共に、ネジ切れを防ぎます。

一度締めて少しならし、再度締めると確実です。
その後ゴム足を入れます。
(2006.07.15)(2007.01.14追加)
 
 その他の注意点 組立後に音が出ないとき  別の例

めーる

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