|
|
|
原因 |
詳細 |
修理 |
電池からの給電が切れるため。
事例(1)バネの緩み
|
バッテリ(電池)から本体基板への接続には電池電極とクリップ状の受け電極(基板側)が使用されています。
基板側の受け電極にはV字型のバネがあって、金メッキされた受け電極へ電池電極を押さえています。
このV字型のバネが緩むと、電池電極への接触不良を起こします。これにより電池を頻繁に抜いたり入れたりするような状況となり、バックアップ電池あるにもかかわらず本体がリセットされる状態になっていました。 |
修理は、開いてしまったバネ(左の写真の銀色に見えるV字型)を適度に閉じて調整します。 |
事例(2)バネ取付部の半田割れ
主基板の裏面
この写真は、V字型バネ電極を裏から固定させている半田部です。 |
左のV字型バネ電極の半田部写真を更に拡大したもので、半田の割れが確認できます。
この割れはV字型バネ電極を固定(導通)させているものですが、根元からグラグラ動く状態でした。
また、電池からの電極はV字型バネ電極のみで保持され、金メッキされた受け電極には全く触れていない状態でした。
このため、裏面の半田の割れがそのまま通電不良となっていました。 |
この例では、裏蓋を外す際に、電池からの電池電極が簡単に外れる状態でした。
つまり、単に触れていた程度であり、深くかみあわさっていなかったことも接触不良の原因でした。
半田の補修により、V字型バネ電極を固定し、さらにバネ圧の調整と、金メッキされた受け電極の間隔調整を実施して、修理とします。 |
|
|
|
2006.12.10
これは、別の200LXの例ですが、
やはり使用中にリセットしてしまう症状がありました。
裏蓋を外すと、電池からの給電線は、2本ともクリップに挟まれておらず、単に接触した状態でした。
また、このために使用中にバネ部のみが動き、半田が不良になっていました。
組立時には注意が必要です。 |
|