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 hp200LX バックライトインバーター 頒布用

バックライトのインバーターは、ICとインダクタ、キャパシタで構成されています。
ICのスペック(Specification、明細)はメーカーのSupertexから提供されています。
 YAHOO! JAPANで検索すれば、すぐに探せます。  
ここでは、動作確認した頒布用インバータを示します。
 インダクタを選ぶことで、明るさを調整できるわけです。
 SWを付ければ選択できます。
分解
液晶部改造

 準備
 ELの加工
 糊剥がし
 組立て
 EL挿入
 液晶筐体部の組立て

基板部改造
 インバーター製作
 
インバーターとインダクタ
インダクタ容量[μH]
470(MID)、270(HI)、680(LOW)
インバーター基板インバーターの半実体回路図
(a1)このインバーターは、ドライバによるON/OFF用です。
 (Inverter IC HV823使用)
(表裏がわかるように、2個を裏表に配置して撮影)
 基板への取り付け例
電源を取る位置は、3.3[V]であれば、どこでも良いのですが、
写真のように、マイナス(負極)(青線)は、左上のインダクタの一端子から、
またプラス(正極)(赤線)は、ダイオードの一端から取っています。

あらかじめ、テスタで電圧を確認しておきます。

写真では、動作確認のために、ピンセットで端子をジャンプさせて(導通させて)、バックライトONの信号を(+)電源から仮に取っているところです。
ここで、一度点灯させると、ジャンプを外しても電源OFFにするまで消えません。(まだCPUには接続させていないので、オープン状態により不安定なため、ジャンプを解いてもOFFの信号にならない)
CPUからの引き出し位置 バックライトのON/OFF制御を行うための、コントロール信号の結線は、写真の位置になります。
インバーターNAND付き、とインダクタ インバーター基板NAND付きメモ用、半実体回路図
(b1)頒布用セット (b1)このインバーターは、ドライバ無しでの電源連動ON/OFF用です。 
NANDゲートを追加したものです。
(表裏がわかるように、2個を裏表に配置して撮影)

このゲートは、(a1)用を常時ONに設定すると(ジャンパーにより)、
電源をOFFにしてもバックライトが消灯しないための工夫です。

補足説明:インバーターの電源は、3.3V電源から供給しますが、
この電源はSW OFFでも供給されています。
PCMCIA用5Vから取れば、この問題(常時点灯)はありませんが、
点灯時にカードの抜差しをすると、200LXがハングする問題が生じました。
インバーターの出力波形 左の写真は上のインバーターで発光中の出力波形です。
周波数295Hz 電圧約60V
写真はELの一極と接地との間の波形ですので半波波形です。
ELには全波波形120V(P-P)が供給されています。
(2006.05.31)
別のインバーターの波形 この写真は、別のインバーターでの全波波形です。
同じ部品を使っていますが、周波数が微妙に異なります。
明るさには差がありません。
 
SW(スイッチ)を付けて明るさ等を変更する この概略図は、インバーターの各種タイプをSWで切り替えるものです。

上の(a1)(b1)に付加する部分のみ記載しています。

 (2007.03.10)


 タイプ a1からd の回路配置相違点
cct type a1 and a2
SWなし
 a1:ドライバ要
 a2:ドライバ不要
cct type b1 and b2
SW付き
 b1:3段明るさ切換(ドライバ要)
 b2:2段明るさ切換(ドライバ不要、中点off)
cct type c
SW付き

c:ドライバ要、不要切換
cct type d
SW 2個付き

 d: b1+c
 
 基板上での組立 (写真のみ)


 基板部取り付け
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