『部品選び』 いろいろなイヤホンジャックを購入してみました。
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秋葉原は土曜日で混んでいて、時間も無く、とにかく入手できるものをと片っ端から購入。写真(1)
それで、使えるイヤホンジャックは、この中から一つしかありませんでした。 写真(2)
イヤホンのプラグ(差し込み部)には、ミニジャック(3.5mm径)と、超ミニジャック(2.5mm径)とがあり、かつモノラルとステレオに分けられ、さらに挿入切り替えスイッチが付いたものと付かないものがあります。 (3.5mmミニジャックでの構造説明)
もちろん、大きすぎては物理的に付かないので、存在しても意味がありません。
そのようなわけで、使えるものはステレオジャック対応の超ミニプラグ対応ジャック、かつ切り換えスイッチ付きの、超小型外形ジャックです。(ややこしい)
金メッキがされていて、信頼性も高そうです。 (鈴商で購入)
P/N (部品番号)星電HSJ1671-019010
『スピーカ取り外し』 |
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スピーカへの配線を変更する必要があり、この際スピーカに半田付けをするので、スピーカを取り外し(写真3)、既存のスプリング電極を除去。(写真4) |
『回路試作』
実際にイヤホンジャックとスピーカとを仮配線して、動作を確認します。 |
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イヤホンジャックへの配線は、普通は接続する筒部電極(コモン)へは行わず、ステレオ用の先端の二電極に行っています。(写真5)こうすることで、ステレオイヤホンを差し込んだときには、左右のレシーバが直列になり、両方聞こえるようになります。 またスピーカへは半田付けします。(写真6) 配線スケッチ(写真7)
イヤホンを挿入したときに減衰(音を小さく)させる必要がありますが、使用するイヤホンによって、聞こえ方が異なりますので、とりあえず300オームを直列に入れています。
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『穴あけ加工』 |
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穴の位置は重要です。 hp200LXには、わずかな隙間しかありませんので慎重になります。
位置は右から7mm(写真8)、上から4mm(写真9)にしました。 最終ドリル径は5mm(写真10)です。 |
『回路挿入』
回路挿入に当たっては、ネジを閉めたとき、カードを挿入したときに障害にならないことが重要です。 |
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取り外したスピーカは、プラリペアで固定。(写真11)
電池スプリング部には絶縁板を挿入(写真12) |
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イヤホンジャックは、挿入後エポキシ接着剤で固定(写真13)
イヤホン使用時の音量調整用抵抗は、交換(変更)可能なように、出してあります。(写真14)
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イヤホンジャックを挿入した後(完成後)の外観です。(写真15)
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超ミニジャック(2.5mmφ)の構造です。上はモノラル用のプラグ部、下はステレオ用で、ミニジャック(3.5mmφ)への変換用プラグ/ジャックです。(写真16)
写真(17)は、市販の超ミニジャック対応のモノラルイヤホンと、ミニジャック対応のステレオイヤホンです。 このミニジャック(3.5mm径)イヤホンは、写真(16)内下の「2.5mm→3.5mm径変換用プラグ/ジャック」を使用して付けます。(音量も確認しました。)
2009.07.07作成 行政書士認証(存在確認)+タイムスタンプ |
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