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 hp200LX メモリ増設改造 (5MB機を8MBへ)
 メモリは5MBあれば通常は十分だと思いますが、1Mでも良いので更に増やしてほしいというご依頼がありました。
 そこで、2MBのチップを使用して8MB化してみました。

 手法はいろいろ考えられますが、ここでは主基板のメモリを外し、4MBの拡張基板を8MBにする方法をとりました。
 2MBのチップは、サスペンド(休止)時の保持電流が少なくて良いので、拡張によるデメリット(電池の消耗が早くなる弊害)は比較的少ないです。(実測0.4mA / 3V)
増設前の基板と拡張基板 主基板からコネクタとメモリチップを外す 写真左は、改造(増設)前の写真です。
(主基板に0.5MB 2個で1MB、拡張基板に2MB 2個で4MB 、合計5MBです。)
キーボードコネクタ部にはマスキングテープ を貼ってあります。(半田の付着防止)

(1)まず主基板から0.5MBのチップ二つと、コネクタを外します。(写真右)
(コネクタを外す理由:拡張基板にメモリを重ねると、厚みが増し、ピンの接触が悪くなるため、ピンを外し直結化することにしました。 しかし作業が大変でしたので、次回はコネクタを外さず、ピンを長くします。)
拡張基板のコネクタピンを取り去る メモリを重ね、信号線を取り出す (2)拡張基板からピンを外し(写真左)、(3)メモリを二段重ねとし、重ねたメモリのそれぞれからRAS(信号線)を取り出します。(写真右)
ここで拡張メモリは2MB x 4個となり合計8MB分が確保されます。
8M基板を主基板に取り付ける 拡張基板からの信号線を主基板のメモリー跡に接続する (4)主基板のコネクタを外したランド(基板上電極)に引き出し線を取り付け、(5)拡張基板の該当する穴へ通す。(写真左は挿入途中)

(6)RAS(信号線)を主基板の該当ランドに取り付ける。
8MBに増設後の外観 メモリテストでOK (7)引き出し線を、拡張基板に半田付けし、線周りをエポキシで固めて完成とする。

(8)メモリテストを行う。
この写真は、倍速化のため表示が乱れています。 (表示乱れには個体差がありますが、これは、やや乱れの大きい部類です。 また同時にバックライト改造b2を行いました。)
(2007.01.23)
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めーる

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