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 hp200LX 表示が出たり、消えたりする。
 この故障例は、表示が消えてしまうものです。
 しかし液晶をある角度にしたときに急に直り、その状態では作動が確認できます。
 ここで液晶を通常の使用状態にすると全くでません。
 つまりディスプレーの角度により、表示が出たり消えたりします。

 キーボードを、でたらめに打っていると、急に直ることもありました。
 当初は、液晶のフレキケーブルの断線だろうと思いましたが、基板を別の液晶につないでみると表示しません。
 その後、何をしても全く表示しなくなりました。(基板が壊れた状態)
コントラスト制御電圧を測定する 液晶は、コントラストが薄くなると、表示が出ない症状と同様になるので、コントラストの制御電圧を測定してみました。
すると、正常時 19[V]程度の電圧が、完全に 0[V](無電圧)でした。
ダイオードが傾いている そこで基板を詳細に点検すると、基板端のダイオードの取り付けが傾いていることを発見しました。(写真の矢印)

このダイオードは、液晶電圧制御用IC(MAX722)に接続されているものです。
半田が割れている この写真は拡大ですが、ダイオードが傾いたことで、ハンダが外れ接触不良になっていました。
これにより、コントラストが無い状態(無表示)となったものです。

割れたハンダ付けを再半田して正常な位置に固定することで、表示も正常になりました。

ダイオードに何らかの外圧が加わったものと思われます。
(2007.01.02)

めーる

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