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 hp200LX 筐体割れ(ヒンジ筒部のロック用爪)
 これも良くある割れです。
 外部からは割れが見えませんが、分解すると破片が出てくることで、不具合に気づきます。
 この割れは、筒部のロック(固定)用の鈎爪が、衝撃等で割れたものです。
 
 外部からは見えないため、爪無しで組み立てても、実用上あまり支障がありません。
 しかし、割れたということは、そこに力が加わっていたということであり、縁の下の力持ちが居なくなってしまったようなものです。
 爪が無いと、ヒンジ部が容易に開いてしまうことになり、液晶がガタ付く原因になります。
 また、別の爪に応力が集中し、破損が広がってゆきます。
 
爪割れの部分 爪の割れは、筒部の両端に発生します。

以下の例は、筒部の左側手前(赤矢印で示す)の爪割れの例です。
爪割れ部の拡大 割れた爪 拡大すると爪の部分に隙間があります。

右の写真は、割れた(取れた)ロック爪です。

破片を接着する 補強用のワイヤを作成 補修では、最初に接着させます。
これだけでは、強度に耐えられません。

補強用にワイヤ(ピアノ線材)を加工しておきます。(写真右)

接着した割れの部分にワイヤを置く ワイヤを補修材で固定する 補強ワイヤを割れの部分を縫うような方向に置き、(写真左)

補修剤(プラリペア )を盛れば完了です。

(2007.12.21)

 
 
ロッククリップの端を切断 挿入状況 補強ワイヤで、補修した爪の部分は盛り上がります。

このため、ロッククリップ(白く丸いいプラスチック)を入れることができなくなります。

このため、盛り上がりの分を相殺するようにクリップの端を切断します。

左の写真は爪の補修が上の写真とは反対側部分で行われた例です。

写真右は、挿入状態です。

このクリップは、ヒンジ筒の爪が外れないようにするものです。

(追加2009.09.07)

めーる

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