hp200LX キートップの浮きを補修する
これは深刻な故障ではありません。
ただキーを打ちずらくなるので、精神衛生上好ましくない故障です。
以下は、キートップ(銘板)の浮き上がり補修法です。
写真左が、浮き上がりのあるキートップ
右が正常なものです。
四隅が留まっていればキートップ(銘板)自体は簡単にはとれませんが、打鍵のたびに銘板が上下するので打ちにくくなります。
もともと、この銘板は厚さのある粘着シールのようなものです。
左の写真は、部品としての新品のキートップです。
裏紙がはってあり、これを剥がすと粘着部が現れます。(右写真)
水抜き剤 成分
従って、剥がれる原因は、隙間に油や埃(ほこり)が入って粘着性が低下することによります。
(特に、分解の際に手で触れたり、埃が着いて粘着性を失いやすいです。)
油分や埃をアルコールをしみこませた綿棒でふき取ることで、粘着性は相当復帰します。
通常は、これだけで接着できると思います。
アルコールは無水アルコール(イソプロピルアルコール)が良好で、消毒薬や
ガソリン車の水抜き剤
として入手できます。
(ディーゼル車用はアルコール成分が少ないので、ガソリン車用が良いです。)
粘着剤 成分
洗浄しても粘着性が弱いときは、粘着剤の劣化ですので、新たに塗布する必要があります。
ここで、通常の接着剤を使用すると、強固に着いてしまい、剥がす際に銘板が割れて(切れて)しまいます。
そこで、強固に接着せず、後で剥がせる性質をもつ粘着剤を使います。
卓球で
ラケットのゴムを貼る粘着剤
が良好です。
(2006.12.22)
最近は、100円ショップでいろいろな両面テープが入手できますが。
きれいに粘着面のみが残る
両面テープ
が出ています。
5mm幅のものを半分に切って2.5mm幅としたものが、使い勝手がよいです。
この処理の方が綺麗に仕上がります。
また、上記の粘着剤の場合には、再度はがした場合に、粘着性が消えてしまい、滓(かす)として残るため、後処理が面倒です。
(2009.01.15)
All Rights Reserved, Copyright © Yazawa Kiyoshi 2003-2006