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 hp200LX 故障例 :キー認識不良(電池液漏れによる緑青)
(hp200LX trouble: Key inoperative by copper rust on connector from battery liquid leak.)
 キーの認識不良例です。

 原因は電池の液漏れにより生じた緑青(ろくしょう)状物質が、キーと基板とを電気的に接続するコネクタ部を接触不良にしたためです。
 (他の部分にも緑青が生じ、電池のスプリングは、腐食破損していました。)

 緑青を取り除き、接触を回復させることで、キー認識不良は解消しました。
 
 (過去の同様例)
キーコネクタ部を対称に見る  これが、不具合のキーコネクタ部です。
 拡大すると、緑青がよくわかります。

 fn(ファンクション)キー、アプリケーションキー等、多数のキーが認識しない状態でした。



 基板(基盤)側コネクタ部  キー側(上方)コネクタ部
基板側付着状況 キー側付着状況  (1)顕微鏡で拡大した、緑青状物質の付着状況です。
削り取る(基板側) 削り取る(キー側) (2)緑青状物質をカッターの刃先で除去しています。
 キーボード側は、金メッキ層を越えて、下部の銅層も部分的に欠損していました。

 キーボード側は、カーボン(炭素電極なので、黒く見づらいため、良く見ないと、緑青を取り損なうおそれがあります。) 
 
洗浄(基板側) 洗浄(キーボード側) (3)除去後はアルコールで洗浄しながら確実な除去を確認します。






(2009.03.16)
 コネクタ部の清掃後は、綿ホコリに要注意です。 (追加2010.02.20)

めーる

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