２００ＬＸ故障例キーパターン補修[LX-Restore Station]

ｈｐ２００ｌｘ　(キーボード電極パターンの補修)（）

故障状況：スペースキーが反応しない。

故障原因：スペースキーの両側に切り込みがあり、これがキーの下にある電極パターンを切断したため。

おそらくキーの感触を調整しようとして、フィルムに切り込みを入れたのでしょうが、この際に、キーボードを分解せずに行ったため、電極パターンまで傷つけてしまったものと思われます。
　

キーボードの構成部品
上から、
台座
電極ﾊﾟﾀｰﾝ
スペースフィルム
上部電極フィルム
キートップ
表面材

補修例
		電極パターンを取り出す。
		電極パターンの傷は裏面にまで及ぶため、シールドをはがして切れ目を確認。
		切れ目を結ぶように、導電塗料を塗ったものの、塗料が切れ目を伝わって表面に達する。これが他の電極と接触させてしまい、失敗。また、簡単に切れ目が開いてしまう。時計ドライバーを切れ目に通したところ。
		そこで、切れ目を避けるように電極パターンを取り除き（アセトンで溶かす）、新たに迂回パターンを作成する。これを、表裏4箇所行い、導通、絶縁を確認してＯＫとなりました。