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 hp200lx ヒンジのガタ(軸挿入部の遊び)を取る()
ヒンジを支える軸部に割れが生じている 液晶を立てたときに、前後にガタが生じることがあります。
少しくらいは普通に生ずるのですが、根元で5mm位前後に動くときはガタの原因があります。

左の写真は軸部を内側から見たところですが、ここに割れがあります。
この割れの発生原因は、ヒンジが硬かったために、液晶の開閉で無理な力が繰り返し加わったためです。
 
割れの部分全体を<A href=プラリペア で固める">
硬化後の様子 割れの補修には、プラリペア をヒンジ部に入れて固定します。
このときには、マスキングテープ でダムを作って、必要以外の部分に流れないようにします。
(1)ガタ付きのどちらかに寄せて置き
 (液晶面を下にして置き、45度程度で傾けて置く)
(2)プラリペア 粉末を入れ
(3)液を流す
(4)固まるまで絶対に動かさない。
 固まる途中で少しでも動かすと、軸周りに空間ができてしまいガタは取れません。
 
軸の挿入穴にテープを置いて軸と一緒に穴へ入れる
軸を裏側から見たようす。(テープがしっかり引き込まれています。) プラリペア の流し込みに成功しても、まだガタがでるときがあります。
これは、軸の挿入部(プラスティックの土台)が前後の力を受けて変形していることによります。
(挿入口が小判型になっている)

この場合には、軸を挿入する穴にマスキングテープ を少し切って置き、一緒に挿入すると効果があります。
 
ヒンジ軸のピンが抜けた例 ヒンジの入る穴に問題が無いのに、ガタがある場合は、ピン自体の、かしめ挿入部が緩んでいる場合があります。
この場合には、ピン側のかしめ部を叩いて変形させ、穴に叩きこんで抜けないようにします。
瞬間接着剤を流し込んでも良いかもしれません。
 
左側のヒンジ部にはテープを巻いてガタを取る 軸の右側のガタが無くなると、今度は左側の遊びが気になります。
この場合には、軸にテープを巻いて隙間を無くします。

めーる

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