hp200lx 修理例: ヒンジを動かすと筒から異音
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たいした問題ではないのですが、気になると直したくなる不具合です。
液晶を開けたり、閉めたりする途中で、「カシャ」「シャリ」「パシャン」「チョリ」といった異音が出ることがあります。
この音の発生源は、写真に見える茶色い線状のフレキが筒内でこすれるときに生じます。
(フレキ:flexible flat pattern cable)
このフレキは、平板状なので、よじれながら動きます。
このため、ある角度でよじれが急激に戻り、筒内で踊ることがあります。
この際に異音が出るわけです。
これによって表示不良が発生するわけではありません。
あまり極端なよじれは、フレキの断線を早めるかもしれません。
この写真は、フレキにスポンジを貼ったものです。
これにより、フレキが筒内で踊っても、スポンジによって筒に直接当たらないようにしたものです。
接触がやわらげられるので音は出なくなります。
スポンジはフレキから少しはみ出して取り付けています。
後期型の200LXでは同様の
スポンジ材
が取り付けられています。
(2006.02.28)
ボンディングから電池スプリング部へ結ぶ金具の突起がフレキと干渉して音を出すときもあります。
これを防止するために、金具の突起部に
テフロンテープ
を貼り付けても効果があります。
(2009.03.27)
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