hp200lx 液晶不具合例:規則的な縦縞(ストライプ状の模様)
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液晶に規則的な縦じまが発生する例です。
フォントが乱れて(欠ける)ように見えるときもあります。
本体をひねったりすることで一時的に改善することもあります。
液晶の規則的な縦縞(縦ライン、ストライプ模様)の発生には、
液晶裏コネクタの接触不良、
フレキの断線
、などがありますが、要するに基板からの信号線の経路の一部が不通になる(途絶える)ことにより生じます。
この例は、信号の送出元で不良が生じたものです。
ホーネット(CPU)の右下隅から左への数本の足が液晶への信号です。
この例では一番右の足が浮いていました。
これでときどき接触不良を起こしていたわけです。
隅の部分を拡大したところです。
信号パターンが液晶フレキコネクタ(基板側)に行っていることがわかります)
四角い部品の角には応力や歪みが集中しやすく、半田部に繰り返しの曲げが加わったものと思われます。
このCPUの場合は、他の部分にも不良がありましたので、半田付け自体に不完全性があったのかもしれません。
古いハンダを取り除き、新たに半田付けすることで、縦じまは解消されました。
以上(2006.02.19)
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