hp200LX 不具合例 電池の蓋が硬い。 外しにくい。
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電池を交換しようとしても、電池蓋が外せません。
無理に引っ張ると、蓋の爪を壊してしまうこともあります。
この例は、誤った組立てに起因する例です。
意外に気付き難く、複数の方が同様の組立てをしていました。
この電池蓋を外す際に、中央部の突起が内部のラッチから外れにくいことが原因であることは、
前例
と同じですが、本例ではこの対策をしても効果がありません。
蓋が硬くて外れない原因は、電池から基板へつながるスプリング電極線の挿入位置が悪いためです。
左の写真は、電池蓋の中央突起部が挿入される穴です。
この穴から電極の一部が見えている状態が、誤った組立てによるものです。
この金属棒部分に電池蓋の突起が邪魔され、ロックを解除できないために、電池蓋を外すことが困難になるわけです。
組立ての際には、電池スプリングの挿入を右列写真のように挿入します。
すなわち、底蓋に形成された溝のうち、奥の溝(電池に近い側の溝)へ通すことが正解です。
写真をクリックすると拡大されますので、左右の写真を見比べてください。
電池スプリングは、分解の際に外れてしまい、どこを通っていたかわからなくなることがあります。
組立ての際の参考なれば幸いです。
2006.05.29
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