hp200LX修理:コネクタに起因する表示欠陥に対する最後の修理方法 Ultimate repair method as opposed to display defect. Connector connection by direct soldering. |
最近、立て続けに液晶の表示不良の修理を行いました。 どちらも、予備機で使用していなかったものです。 1年から数年、保管していたものですが、電源を入れたところ表示が乱れてしまうという状況でした。 結局のところ液晶裏のスポンジが圧力を与える機能を失い、接触不良となるものでした。 これは、200LXに必ず生ずると言ってよい症状です。 200LXが開発された当時は、それほど長期間使われることを想定しておらず、性能対コストの面から採用された簡易な構造によるコネクタ接続がもらたした結果と言えます。 hp社が、反対運動があっても200LXの製造販売修理を中止したことは、企業として正しい判断だったということです。 200LXは、使わずに保管しているだけでも筐体が割れ、液晶が劣化し、スポンジが硬化し、半田が軟化してきます。 ある意味生き物のような機械です。 新品の200LXを保管している方がおりましたら、取り出してまともに使えるとは思わない方が良いです。 まず、ヒンジが硬くなって(グリスの変質硬化による)いますので、数度の開閉で割れが入ります。 最良の保管方法は、すべての部品単位に分解しておくということです。 窒素などで封入し、酸素や光や高温に触れない環境が良いでしょう。 そして、使う際に組み立てる。 あるいは劣化した部分と交換するということが対策です。 何が言いたいのかと言いますと、当方で修理して、数年保管して取り出したら故障が再発していたということがあっても驚かないでくださいということです。 十分ありえることです。 今回は、そういう状況を減らす試みの紹介です。 |
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