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 hp200lx 故障例: 文字化け表示 (もじばけひょうじ)()
 この故障例は、時々不具合が出るものであり、その内容もキーを受けつけなかったり、起動時にとまってしまうといった不定愁訴のような症状でした。
そのような症状のなかで、現れた一現象が文字化け表示であり、珍しい症状として紹介いたします。
 
意味不明な文字を表示したまま停止した画面文字化け時の表示

 この文字化けは、起動してシステムマネージャが作動するころに発生したもので、文字化けの後表示は止まり、キーも受けつけない状態となりました。
ちなみに、この症状が出る直前まで正常に作動しておりました。
このときに電池を抜くとまた正常起動したので、セルフテストをしたところ、ROMの項目でbad表示となりました。(写真無し)

半田不良を起こしていた ROM 6065 LH537DYTの足の拡大 半田不良

 そこで、ROMを詳細に点検してみたところ、写真のROMの右下の足2本が半田不良を起こしており、接触不良の形跡がありました。

SELF TESTでROMの項目をTESTする。 ROMをテストする

半田不良部を補修して、再度セルフテストを行ったところ、ROMの項目は OKとなりました。

ROMにはBIOS等、起動、作動に必要なプログラムが入っており、
文字化けが発生した際にはROMのTESTをしてみることが有効です。

めーる

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