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 hp200LX 修理例:キーボードだけを取り外す。
(hp200LX Repair : just remove only a keyboard )
 ここでは、本体底蓋を開けずに、キーボードだけを外す方法を示します。

 修理・改造が終わり、最後のテストで、キーの一部が反応しない場合などがあります。

 複数のキーが反応しなかったり、「on」や「fn」キーなど、単体でコネクタに接続されるキーが作動しない場合には、キーボードのコネクタが不具合を起こしているので、底蓋を開けなければなりません。
 
 しかし、「a」や「b」 といったアルファベットキーや、数字キーが単体で作動しない場合は、作動しないキー自体の接触不良です。

 また、これらのキーがショックなどで勝手に作動する場合も、キー単体の不具合です。
 (導電塗料が圧力などで変形し、接触しかかっている可能性があります。)

 しっかり嵌った(はまった)キーボードを剥がすわけですから、不用意に行うと、傷をつけたり、壊したりすることがあります。

 慎重に行えば、きれいに取り外しができますので、キー不良を修復させるに必要な処理を行うことができます。

 
先端の鋭いツールで端を浮かせる。
(写真1)
先端を尖らせた割り箸を用意
(写真2)
 これは、100LXでの例です。
表面のシートを剥がした状態です。

 まず、キーボードの端(はし)に細いドライバなどを挿入して、一部をわずかに浮かせます。(写真1)

 次に、先端を削って鋭利にした「割り箸」を用意します。(写真2)
割り箸を挿入する キーボードを浮かせる  割り箸を、隙間から挿入してゆくと、「プチプチ」とキーボードの挿入部が抜けてきます。
(挿入の方向は、キーボードの下部を貫くように進めます。)

 修理に必要な部分だけ開けば足ります。

キーボードを挿入する 横から見ると浮きがわかる 浮いている部分を押す
 これは、挿入の過程を示します。
 挿入は、キーボードの上から圧力をかけて、填め込む(はめこむ)だけです。
 この際には「割り箸」の後部の平らな部分が有効です。
 横から見れば、浮いている部分がよくわかりますので、そこ(浮き)を押すように力を加えます。

表面シートを付けたままキーボードを浮かすキーボードを剥がしてゆくキーボードを完全に外したところ
 この写真は、200LXの例であり、キーボード上のシートさえ外さずに、キーボードすべてを外した例です。
 この技術は、少し習熟が必要ですので、最初は表面シートを剥がす方法で行った方が失敗の可能性が低いかと思います。
 (挿入の際に、表面シートに陥没跡を残すこともありますので注意が必要です。)

  2008.12.25

めーる

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