hp200LX 不具合例 (液晶の接地線切れ)
良くある不具合ですが、200LXの動作には、ほとんど影響しない不良です。
しかし、液晶の表示を安定させたり、本来の規格を外れた電波雑音の発生を防止する作用があるかと思います。
分解の際には、切れかかっているものでも積極的に交換します。
これが、液晶接地線の切れた状態です。
液晶の接地部を、電池のマイナス側に直接接続しています。
この部分は液晶の開閉によって、動く部分ですので、網状の銅線が少しずつ切れてしまいます。
また、電池の液漏れによる腐食で、一気に切れることもあります。
切れた部分を、半田で接続することも可能ですが、おすすめしません。(動く部分ですので、柔軟性が無いと、またすぐに切れること、フレキケーブルに損傷をあたえるおそれがあることから。)
2007.02.28
網線は、適当なものが入手できないので、シールド線の網部分のみを取り出して使用します。
曲げに強い構造の単線を利用しても良いと思います。
(普通の電線(単線)では、すぐに切れると思います)
網線は、半田付けをするだけですが、短くしすぎると挿入が難しくなり、長すぎるとヒンジ筒内部で踊ります。
半田の位置を5mm程度前後させ、適度に調整します。
(2006.07.28)
網線には、半田吸い取り線で代用することもできます。
この場合、あまりフラックス成分の無いものの方が粉が出ず良いです。
(2006.12.06)
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