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 改造: ルーターに逆転スイッチを付ける。
  小型のルーター(リューター, router )として、PT-α(ピーティーアルファ)という製品があります。
 ペンサイズの中に小型モーターと制御部とが組み込まれています。
 このため直接100Vコンセントに入れるだけで小型グラインダー、ドリル等として使用でき、速度調整までできる優れものです。

 
 一つだけ難を言えば、モーターの逆転ができないというところです。
 通常必要ないのですが、電子機器を留めるネジが折れ込んでしまったときに、右回転で削るとネジが少しずつ回転し、中へ逃げてしまうことがありました。
 そこで左回転させながら削りたくなったのです。

 結果的に、純正ではないかと思えるほどに使い勝手の良い改造ができました。
 失敗すると回路を壊すかもしれませんので、気をつけて改造します。
ルーターを分解する まず、分解してみました。
前後の六角ナット部を外すと簡単に分解できます。
簡単な構造とすることで、コストを下げながらも、必要な精度を得ようとする工夫が見られます。
(上右に見える部品が追加のスイッチです。)
モーターが逆転可能かどうか試す

SLIDE_SW 使用したスライドスイッチ
回路としては、トライアックによって交流部分の制御を行い、そのまま全波整流(ダイオードブリッジ)して直流モータへ送るという簡潔なものです。

単にモーターに直流電圧を与えれば回転するので、外部直流電源を直結してみましたが、30[V]を与えても弱い回転しかしません。

このモーターは直接100[V]で回転するようです。


そこで、モーター直前の極性をスイッチで直接切り替えることにしました。
(スイッチは2回路3接点のスライド式を使用)
 スライドスイッチ例 COPAL ALPS

 >少量で購入可能なスライドスイッチ
ルーター逆転スイッチの回路 スイッチ(SW)の結線図

仮結線をして切り替えてみましたところ、良好に作動いたします。
逆転スイッチを組み込む スイッチが入る部分を少し削って、スライドスイッチを取りつけます。
エポキシ接着剤で簡単に留めます。
(SWには金属の突起部があるので、内部へ入り込みません。)

また本体の空間部分に納まり、取り付け状況は良好です。
改造後 本体をくみ上げたところ。

追加スイッチは、本来の電源兼速度調整ノブのすぐ右側に位置し、使用感も良好です。
使用例(逆転させることで折れたネジを取る際に効果的) 改造したルーターで小型パソコン(HP200LX)の筐体に折れ込んだネジを削りとっているところ。

(2007.04.11)

PTαは、アートルーターという名前でも販売されています。
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