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 hp200LX ネジの紛失 (ねじのふんしつ)
 長年の使用でネジがゆるんで、または分解時等に筐体(きょうたい)を留(と)めるネジを紛失することがあります。
 ここでは、ネジの代替品と、合わないねじによって生じた不具合例を示します。
市販ねじと純正ねじ 写真の右側が純正品、左が汎用市販品です。
なかなか同じサイズのものがありません。
秋葉原でみつけた汎用品(写真左)は長さがありすぎ、頭部の経が小さすぎるので、使用には不適当です。

純正のネジのサイズは1.6mm 0.4mmピッチと言われています。
長さは、ネジ部の実測で3.5mmあります。
■部品頒布■
模型店で純正と同じものがあった サイズが同じネジもありました。
パークマイト用ボルトセット(M1.6) 75057と記載されています。
模型店で見つけたものですが、使用できそうな長さのものは7本しか入っていません。
これで662円は少し高いです。
ですが、色が黒いほかは、頭部の形状も同じであり、強度的にも問題ないと思います。
ホームセンターで見つけた安価なネジ ほかにも使用できる、適当なネジをみつけました。
このネジはホームセンターで見つけたものですが、
太さ 1.4mm 長さ4mmと記載されています。
 (1.7mmでは、途中で硬くなってしまい、締まりません。 しかし1.7mmのタップで軽く削ると、しっくりします。このネジ1.7mmを使ったほうが締結感は純正よりさらに良好です。
1.7mmねじが硬いときはタップを使用して拡張する。


ネジは10本で80円ですので、安いでしょう。

但し頭部の径はほぼ同じ(訂正:少し小さい 2007.02.08)ものの、窪(くぼ)みはヘックスと呼ばれる6角状では無く、普通の+(プラス)ねじです。

逆に、すべてをこのネジに交換すれば、以後分解の際にヘックスドライバが不要になります。

このネジは、(株)大里で一本から通販入手可能のようです。
 

 
ネジが長く、筐体を傷つけた例 この例は、ヒンジの下(裏)の部分を留(と)めるネジ(1)に、長すぎるもの(2)を使用した際の不具合例です。

長いネジ(2)は、上蓋に付いたナットからはみ出し、本体にまで達し、穴(3)を開けて、さらに飛び出し、ヒンジキャップ(4)に達していました。

これにより、ヒンジキャップ(4)には回動方向に深い傷がついていました。
このことから、液晶を動かした際に、ヒンジ(5)に無理な力が加わっていたものと思われます。
(このヒンジ(5)は割れて分離したものです。 ただし分離の原因がすべてネジにあったとは言えません。 硬い動きのヒンジには、普通に分離が生じます)
長すぎるネジの頭部側
長すぎるネジ(2)の頭部側
筐体から突き出たネジ
ネジ(2)の先端(3)が、筐体を突き抜いて出ている状態の再現
(2007.01.20)

めーる

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