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 hp200LX 液晶軸部の割れ補修 (ガタ除去)
 液晶が、いつのまにかガタガタ前後に動くようになってしまうことがあります。
 このような場合、ヒンジの軸を支える本体側の受け部が割れている場合が多々あります。
 
 以下は、割れた軸部の補修法です。
 ここでの要点は、補強材を入れるという点にあります。
 単に造形材で補修しただけでは、再度割れが入ってしまうためです。
ヒンジの軸部 液晶の前後の動きを支える軸部は、右側一点です。(写真)
この軸部には、てこの支点のように液晶が動く力が集中します。

特に、液晶の動き(前後の回動)が硬い場合は、軸部に疲労が蓄積し、割れが入ります。

この際に急激にがたつきが発生するわけです。
これが、本体側の軸受け部です。

割れた部分が無い状態です。
補修では、まず割れた部分を接着剤で戻し、補強剤を置きます。
(割れ部分が紛失しているときは、そのまま補修材を流します。 この際には、軸金具を挿入して穴が埋まらないようにします。)

補強材は、0.35mmのピアノ線を二重にして、割れをまたぐように置きます。
次に、補修材(プラリペア 登録商標)のアクリル粉をかけ、溶解液を滴下します。

これを補強材が見えない程度になるまで数回繰り替えします。
これが完成写真です。

なお、ロックが入る部分に付着した補修材は、硬化しないうちに除去しておきます。

(2007.11.12)

めーる

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