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 hp200LX 倍速水晶でドライバを入れなくても表示が乱れない例
 倍速化などのクロック改造をした場合には、ドライバを入れる必要があります。
 タイミングが変わるためソフトの一部(特に通信関係)では正常に動作しなくなります。


倍速化で表示がずれた状態
倍速化で乱れるテスト画面
特に、倍速化すると表示が乱れる(二重写し状態)になるので、そのままでは使い物になりません。

倍速でなく1.5倍速(24Mhz水晶)の場合にはドライバがなくても表示が乱れません。
 しかし1.5倍速用のドライバはありません。

したがって、通信などを使わないで、VZ(エディターと呼ばれるテキスト編集ソフト。 若松PS/PLAZAで購入可能)を使うことが主体の場合には、1.5倍速がおすすめです。

1.5倍速ですと速度が向上した割りには電池の持ちが良いことを実感できます。
倍速化しても正常表示する例 ところでドライバを入れなくても表示が乱れない例(機体、個体)があります。
これは、水晶を標準から倍速に換えたにもかかわらず、表示が乱れません。

左の写真は実物です。
(メニューを表示させていますが、表示は正常です)
外から水晶を見る 水晶が交換されているかどうかは、補助電池(バックアップバッテリ)を抜いて見るとわかります。
この写真ではHC49/USと呼ばれるタイプの水晶が見えています。(汎用水晶)

米国のテディウス(Thaddeus)で改造されたものでは、標準水晶と同じ形の水晶が付いていますので、この場合には判別できません。
微妙に文字が乱れる 倍速化、ドライバ無しで表示が乱れない200LXは「当たり」などと呼ばれているようです。
当所では20台中1台程度(数えたわけではありません)、当たりの個体を見ています。
水晶は汎用に限られず、若松水晶の場合もあります。
また、メモリアップの改造後に表示がずれなくなった例もあります。
ずれるか、ずれないかは、ちょとしたタイミングの問題かと思われます。

左の写真は、上のメニューがずれていない個体ですが、DOSに降りて、日付を調整しようとしたときに、2006が0006になていることを発見したものです。
よく見ると、Maneger がManegepになっています。
ドライバを入れると正常になる この状態で、cu32.com(一時的な倍速ドライバ)を作動させると、表示は正常になりました。
(このドライバは、config.sysで組み込んでやらなくてもコマンドで実行できるタイプのドライバです。)
 現在はネットでは入手できないようですが、倍速ドライバと同じ作者によるものです。
テスト画面でも文字化けがある Test(テスト)画面でも微妙に表示が変わっていることがわかります。

当たりの個体がすべてこのような文字変化があるというわけではなく、
一例(正常な範囲)として示します。

(2007.01.06)

めーる

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